インタビュー記事:人工知能 (AI)とソーラーアセットマネジメントが交差するとき

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インタビュー記事:人工知能 (AI)とソーラーアセットマネジメントが交差するとき

インタビュー記事:人工知能 (AI)とソーラーアセットマネジメントが交差するとき

  太陽光発電は、クリーンエネルギー移行を加速させるための成長力があると認識されています。しかし、気まぐれに変化する性質をもつ天気と、気候変動が組み合わされることによって、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーの発電量の予測が難しくなっています。これに対し、近年話題になっている「人工知能(AI)」を活用したソリューションが、発電施設の運営や財務上の利益に悪影響を与えるものに対応するための見識を提供できる可能性を秘めているといいます。

人工知能(AI)と機械学習(ML)は、多くの業界でデータ分析の見識や自動化に革命をもたらしています。太陽光発電業界でも同様に、アセット管理の改善のためにAIが活用されています。今回は、イスラエル発のAIスタートアップ企業「Raycatch」社の創設者であるMike Goldstein氏に、太陽光発電業界に利益をもたらすためにAIをどのように活用しているのかをインタビューしました。(この記事は2019年10月にドイツで開催されるSolar Asset Management Europeカンファレンスの準備のために作成されたものです)
Q:Raycatch社はどのようにして生まれたのでしょうか?
A:太陽電池モジュール価格の大幅な引き下げにより太陽光発電の競争力は高まり、魅力的な電力生産源となり、マージンが大幅に低下しました。これは同時に、既存アセットのパフォーマンス最適化の恩恵が、ROIの向上によりさらに高まることを意味します。しかし、アセットオーナーやマネージャー、オペレーターが日々の仕事を処理する方法は依然として同じままでした。彼らはプロジェクトに対する意思決定を行うために、従来のプロセスに依存していたのです。私たちは、その部分に革命を起こす挑戦をすることにしました。意思決定のための自動ナビゲーションを実装し、ヒューマンファクターや当て推量を取り除くためにRaycatchは生まれたのです。

Q:AIの活用によってターゲットグループにメリットがあるということですが、具体的なメリットについて詳しく説明していただけますか?
発電所のオーナーはアセットのパフォーマンスを最大で8%向上することが可能です。また、アセットポートフォリオ管理が容易になり、アセットマネージャーはベンダー関係管理を改善できます。オペレーターは特定業務を実行することでコストを節約することができ、事前にスケジュールされたメンテナンス作業を回避することで、時間をより効率的に使うことが可能になります。また、技術者もより適切な指示をうけることが可能になり、適切なコンポーネントを使用することができるようになります。

Q:上記を実現する上で、人工知能(AI)と機械学習(ML)はどのような役割を果たすのでしょうか?
A:人工知能や機械学習は非常に重要な部分であり、私たちが提供するソリューション心の心臓とも言えます。AIやMLは、データ対して物理的に目を向けたり、依存することなくインテリジェンスの生成を可能にします。人工知能と機械学習が太陽光発電事業と交わることで、生産予測の改善やソフトウェアによる大規模なデータセットを調査を可能にし、異常を検出し、継続的な学習に基づいて正確な決定を下すことによって業界としての運営方法を根本的に変えることにつながります。データ分析はその性質上、並行して行われるため、継続的な運用と最適化をすすめるのに最適で、かつ簡単にアセットを診断できるので、散発的なオンサイトテストのコストを削減できます。

Q:ROI(投資利益率)重視のアプローチをどのように定義しますか?
A:第一に、私たちはクライアントからの見識を収集し、さまざまなメンテナンス活動のチェックリストと、メンテナンス価格のインベントリを作成しました。第二に、我々のシステムは問題の原因に応じて分離された損失を計算することができ、推奨事項のより最適な分類が可能です。これらの推奨事項は、特定のROIのために設計されています。つまり、各アクションには独自のROIフィールドがあります。同じ運用コストを維持しながら、アセットオーナーとオペレーターのリーチを拡大し、より良い仕事をし、マージンの少ない期間により多くのアセットをコントロールできるようにするために、AIを推進しています。

Q:Raycatchのビジョンを一言で表すと?
A:世界の太陽光発電市場で採用される、飛躍的なリーダーになることです。

Raycatch社の「DeepSolar」についての詳細はこちらの動画をご覧ください。

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日本と海外の企業を繋ぐ ソーラーストーリー

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日本と海外の企業を繋ぐ ソーラーストーリー

日本は世界で2番目の運用中の太陽光発電システムの導入容量を誇る国です。日本の太陽光発電市場は、国内のアセットマネージャーと国外のサービスプロバイダーが協力関係を築くための土壌そしてチャンスが多くあります。

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2018日本のPV市場 - 現在の状況と今後の展望

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2018日本のPV市場 - 現在の状況と今後の展望

FIT価格が継続して下がる中、2017年の太陽光発電市場は下降傾向にあるようにみえましたが、今年は新たな軌道がみえてきました。

今年の太陽光発電市場は大変な1年でした。7月には、第5次エネルギー基本計画が決定し、

太陽光発電の導入率をさらに高めるために各省庁がさまざまな政策を打ち出しています。

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ソーラーアセットマネジメントアジア2018: メガソーラー発電所と日本太陽光発電市場の未来

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ソーラーアセットマネジメントアジア2018: メガソーラー発電所と日本太陽光発電市場の未来

今年の5月に第4回目となるソーラーアセットマネジメントアジアのカンファレンスが開催されました。カンファレンス2日目の「グリッド&ストレージ」セッションでは、ファーストソーラージャパン社が「太陽光発電所の系統運用補助サービス」について、ブルームバーグニューエナジーファイナンス社が「蓄電池導入の機会」についての講演を行いました。

そして同じく2日目の最終セッションでは、はじめに東京電力による基調講演が行われ、その後のパネルセッションではCO2O、ゴールドマンサックス証券、ソラリグジャパン、そしてAMP、4社から講演者を迎え、コスト削減、政府による政策、将来の動向などのディスカッションが行われました。

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成熟市場における重要な要素としてのデジタル化: ~データはどのようにして太陽光アセットマネジメントとO&Mを変革させるのか~

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成熟市場における重要な要素としてのデジタル化: ~データはどのようにして太陽光アセットマネジメントとO&Mを変革させるのか~

先日開催したウェブセミナーではPowerhub社とSitemark社(旧Dronegrid社)から講演者をお迎えし、「太陽光のアセットマネジメントとO&Mをデジタル化する際に避けることのできない影響」や、その具体的な例についてお話いただきました。

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世界の稼働済み水上太陽光発電プロジェクト規模別ランキングTOP70

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世界の稼働済み水上太陽光発電プロジェクト規模別ランキングTOP70

今や日本だけでなく、他の国でも続々と水上太陽光発電プロジェクトが導入されている。英語では「floatovotaics」もしくは「Floating solar」とよばれるこの技術は、太陽光発電を地上に導入する際、規制や土地の問題で難しい場合の代替え策として、以前よりも受け入れられるようになってきた。

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トップ15PV +蓄電池プロジェクトリスト -日本における蓄電池併設太陽光発電所プロジェクトの状況-

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トップ15PV +蓄電池プロジェクトリスト -日本における蓄電池併設太陽光発電所プロジェクトの状況-

今回、5月に開催されるソーラーアセットマネジメントアジア2018への準備のため、そして日本におけるPV+蓄電池プロジェクトについてより深く理解するために、トップ15PV+蓄電池プロジェクトリストと記事を作成いたしました。このリストには運用済みと、計画および建設段階のプロジェクトの両方が含まれています。

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CEOインタビュー:日本の太陽光発電市場に対するCO2Oのビジョンとは

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CEOインタビュー:日本の太陽光発電市場に対するCO2Oのビジョンとは

 このたび、日本国内のO&M・デューデリジェンス主要プロバイダーのひとつである「株式会社CO2O」の代表、酒井正行氏にインタビューを行いました。

同社は2017年度ソーラーアセットマネジメントアジアのカンファレンス最上位スポンサーであり、酒井氏には最終セッション(パネルディスカッション)にご登壇いただきました。

このインタビューでは酒井氏に、自社の事業・活動内容、そして日本の太陽光発電市場に対するビジョンについてお話いただきます。

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日本の太陽光発電事業者の断片化率の高さに関する洞察

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日本の太陽光発電事業者の断片化率の高さに関する洞察

日本の太陽光発電市場は米国、カナダ、ドイツ、イタリア、イギリス、フランス、スペイン、チリ、そしてインドを含む主要国のなかでも、最も断片化率が高いということがGTM Research社およびSOLICHAMBA社により発行された調査報告書「Solar PV Asset Management 2017-2022: Markets, Investors, Asset Managers, and Software」で確認されました。ソーラープラザもパートナーとして、調査の協力を行いました。

日本の市場はどのように断片化されているのか?他国と比べどのような状況なのか?調査レポートの概要と共に説明していきたいと思います。

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日本の稼働済み太陽光発電所ポートフォリオTOP30

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日本の稼働済み太陽光発電所ポートフォリオTOP30

日本の太陽光発電市場への理解を深めるため、今年もまた太陽光発電所ポートフォリオTOP30表を作成いたしました。太陽光発電所を最も多く所有する企業に絞り、10kW以上の産業用太陽光発電所の所有に絞って調査をし、昨年のランキングと比較して追加や変更点などを反映させております。
日本の太陽光市場は落ち着いてきたとはいえ、昨年から今年の間も多くの太陽光発電所が建設されているのを見れば、いまだ多くのポテンシャルを含んでいる市場であるといえます。

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